それはすごい雨の日の事でした。

 

 

22時~23時頃だったでしょう、

激しい雨の降る中

カラカラと音を立てて入り口を引き

傘も差さずビチャビチャに濡れた一人の女性が来店されました。

 

 

カウンターに座るやいなや

 

 

 

 

「私に何か飲ませたいモノある?」

 

 

 

 

 

発声された瞬間

 

 

ワタシは「ビクーッ」としてしまった事を後悔し

それは絶対に勝てない、

絶対に遭遇するはずも無いモノに鉢合わせてしまったかのような

その心中を出来る限り悟られないよう平静を装い

また

「何か飲ませたいモノ」に対する回答を

考えている時間も残されていないのは明確であり

流れ星が消えてしまうまでに、お願いをするかの如く

 

 

 

 

 

「水ー!!」

 

 

 

 

 

言っていたワタシがカウンターの中にいました。

 

 

 

 

 

その後

お勉強になるお話を面白おかしく頂戴したので

記していこうと思います。